フィーリングの正体

代官山でお店をやっていた頃、毎年この時期は、メゾン・ド・オブジェやプルミエールクラス等の展示会へパリに買い付けに必ず行っている時期でした。

 “パリに買い付け”と行っても、パリの街をお散歩しながら・・・なんて優雅なものではなく、ビッグサイトのような巨大展示会場、もしくは公園に仮設された巨大テントのようなものの中に、世界中からデザイナーが集まってブースを出しており、何日間もひたすら、途中で気分が悪くなるくらい、とてつもない距離を歩き通す・・・という、体力と根性で乗り切る買い物競争のようなかんじ。

とにかくすごい数の出展なので、いちいち吟味していたら間に合わないため、ガンガン早足で歩きながら、バンバンその場で仕入れるものを判断していかなければなりません。ほぼ瞬間的なフィーリングで決断していっていると言ってよいでしょう。

しかし、この“フィーリング”、適当なようでいて、案外外さないんですよねー。

なぜかというと、もう自分の店のデザインテイスト、販売価格帯、素材感、どういうものがウケて、どういうものが失敗するのかを何年もお店をやっているうちに自分の中に知らず知らずデータがたまっており、理屈で頭で考えなくても、無数の選択肢の中でも無意識にぴったりしたものに目がいくようになっているんですよね、不思議に。

フィーリングというと、なんだかぼんやりした、つかみ所のないようなものに思えますが、実は今までの経験や感覚の集積が無意識に発動したものなのではないかという気がしています。

よくお見合いでも、特にIBJでは本当にたくさんの男性がいるので、どういう方を選んで良いのか、よくわからないとおっしゃる人がいらっしゃいますが、「あ、この人自分に合っているかも」という自分のフィーリングの精度をあげるためには、結局、どんどんいろんな人に会ってみて、自分の中で経験を積んでいくことが何より大事だと思います。

まずは、バンバン打席に立って、バットを振ってみてください。そのうち、自分のストライクゾーンがはっきりしてきて、格段に打率が上がっていくことと思います!

写真は、4年前のプルミエールクラス。いつかまた行きたいですね〜

 

 

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