セクシーな女、知的な女、一人で焼肉に行ける女・・・あなたが目指すいい女って？

東京タラレバ娘の最新号（５巻）は、主人公（33歳独身・脚本家）が、「いい女の定義」を教えて欲しいと心の中で叫ぶところから始まります。

若い時に主人公が考えていたいい女とは「セクシーな女」、歳を重ねるにつれて「知性のある女」がいい女だと考えるようになり、３３歳の今は「一人で焼肉に行ける女」がいい女なのではと考えるようになってきていたのですが、想いを寄せていた年下の男性に「いい歳こいて、女同士でつるんで騒いで・・・何の為に歳取ってるんだ」という捨て台詞と共にフラれてしまうのです。

男と女で「いい女」の定義が若干違うようにも見えますが、究極のところ同じなんだと思います。男性は女性より、いい女の要素として「容姿」が占める割合が大きいのは事実ですが、女性だって外見が素敵でない（オシャレに気を使わない」女性を「いい女」とは思わないものです。たとえ、その女性の内面がいくら素晴らしかったとしてもです。

私が若い頃に憧れていた「いい女像」は、「精神的、且つ、経済的に自立した女性」でした。それは今でも私の根底にあるのですが、もう若くはない年齢となった今の私が思ういい女像は「奥行がある人」。１つの事柄やひとりの人間に対し、表面的な判断をしたり、一般論で片づけず、広い心で物事を受け止めることができる懐の深い女性。

あれがダメ、これがダメと決めつけない。深くものを考える、他人の心の奥の声にも耳を傾け、たとえ一般的にNGなことをした人がいても、その気持ちを理解しようと努力する。

例えば、不倫をしていた友人がいたとする。「不倫はダメ」「私は絶対にしない」と決めつけるのではなく、なぜその友人が不倫に走ったのか理解しようとすることで、大人の女になっていくのではないかと思います。

いい女じゃなくても、結婚はできるかもしれないけれど、理想のお相手と結婚する為には、限りなく自分の理想に近い女性になれるよう日々努力するしか道はない。そんな風に思います。

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