20代後半の独身女性に、誰かいいお相手はいないかと、相談を受けました。実家暮らしで出会いがないということですが、それよりもご両親がお相手に対して求め過ぎなのが一番のネックだと感じました。
お父様は超有名企業に勤務されていた方で(定年退職済)、奥様とはお見合いで結婚されました。私は奥様もよく存じ上げていて、独身時代には「いづみちゃん、女はね、結婚相手の男性で人生が大きく変わるのよ」と何度も繰り返し言われましたが、当時の私は「それは昔の話です。私は夫に頼らず、自分の道は自分で切り開きます」と心の中で反論していたことを、今でもはっきり覚えています。
今度は自分の娘が適齢期になり、同じことを説いているわけです。
「お相手の男性は、大卒で一部上場企業勤務が最低条件」
しかし、お嬢様ご自身が大卒でなく、今も実家暮らしのフリーター。昔と違って、親が一流企業の社員だからといって、自分も同じようなレベルの男性と結婚できるわけではないのです。
部屋を借りる時、働いていることが最低条件になるのと同じで、実家暮らしのフリーターでは、条件のいいお相手を探すのは難しいのです。叶えたい夢があり、今はフリーターとかなら話は別ですが。
しかし、父親が一流企業に勤務いていたことのメリットは全くないわけではなく、やはり零細企業のサラリーマンの娘と違って、それなりに裕福な子供時代を過ごせているわけです。本人が希望すれば、あらゆる習い事もさせてもらえたでしょうし、それなりに高い服を着せてもらい、観劇を楽しんだり、旅行をしたりしているわけで、それを芸の肥やしにするチャンスは人より多かったはず。それを生かすか殺すかは本人次第。
婚活の前に、継時的・精神的に自立する。それが結婚への最短ルート。自分が子供の頃に育った環境と、同じレベルの生活ができることは、当たり前ではないことに気づかせることも、親の役目なのではないかと思った昼下がりの午後でした。
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